80年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲
長年日本の音楽として愛されてきた演歌の魅力は色あせることなく、今もなおテレビやCMで起用されたり、紅白歌合戦では毎年多くの演歌歌手が出演したりしていますよね。
そこでこの記事では、そんな日本の心とも言える演歌の中から、80年代にリリースされてヒットした楽曲を一挙に紹介していきますね。
当時を知る方にとっては懐かしい曲も多い一方で、80年代にはまだ生まれていなかった方でもご存じであろう世代を超えた名曲もたくさん選びました。
ぜひこの機会に、80年代の演歌の名曲をじっくりと聴いてみてくださいね。
80年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲
北酒場細川たかし
1982年にリリースされた『北酒場』は、細川たかしさんにとって転機となる一曲です。
演歌の枠を超えた爽やかなメロディーは、幅広い層から愛され、話題となりました。
当時大流行したこの楽曲は、今でもカラオケの定番曲として親しまれており、心地よいリズムが人々を魅了し続けています。
まるで時を経ても新鮮な魅力を放ち続けるかのように、今聴くとその洗練されたアレンジの先進性に改めて気づかされます。
『北酒場』は、80年代を象徴するヒット曲であり、演歌の新たな地平を切り開いた作品として、オススメの楽曲です。
とまり木小林幸子
自分のもとから去ってしまう男性への未練が歌われた、小林幸子さんの『とまり木』。
1980年にリリースされたこの曲は、第13回日本有線大賞で大賞を受賞したヒットナンバーです。
男性にとっていい心のよりどころになっていたはずのこの女性から、男性はいとも簡単に離れていってしまう……。
そんな情景を描いた歌詞は、今まで女性が男性に注いできた愛情をムダにされたように感じ、胸が痛くなります。
それでもこの女性の中に残る未練、男性への愛情に切なさが込み上げてきますね。
(SAKI)
氷雨日野美歌
情感あふれるメロディと切なさを帯びた歌詞で、多くの人々の心を捉え続けている演歌の世界。
1980年代を代表する楽曲『氷雨』も、その中でひときわ輝く名曲です。
日野美歌さんがカバーし、一躍話題となったこの曲は、その年の「第34回NHK紅白歌合戦」への出場をも実現させました。
原曲を手がけた佳山明生さんとは異なる魅力を放つ日野美歌さんの『氷雨』は、楽曲の潜在する力を新たな形で表現しているといえるでしょう。
歌詞の一つ一つに込められた日本人の哀愁と、どこか懐かしい旋律が、リスナーに深い影響を与え、今に至るまで愛され続けています。
天城越え石川さゆり
『天城越え』は演歌の金字塔とも言える一曲です。
その切なくも力強い歌声は、聴く者の心を捉え放しません。
愛と別れの情感がこもった歌詞は、多くの人々に共感を呼び、老若男女を問わず多くのファンを魅了しています。
カラオケの定番曲としても親しまれ、繰り返し歌われることで歌い手の技量が試される1曲としても知られています。
石川さゆりさん自身の不朽の名作としての地位を確立しており、今日においても色褪せることのない魅力を放ち続けています。
静かなる情熱と哀愁を纏ったメロディは、聴くたび胸に迫るものがあります。
細雪五木ひろし
愛する男性に裏切られた女性の切なく痛い気持ちが描かれた、五木ひろしさんの1983年のナンバー『細雪』。
どんなに裏切られても愛する気持ちが止められない、けれど今度はもう戻ってくることはない男性への未練を最後にはなんとか断ち切ろうとする様子も描かれています。
ちらちらと細やかに降る雪を表すタイトルの『細雪』は、まるでこの女性の涙を表しているようですね。
一つのドラマを見ているような光景に、胸がぎゅっと苦しくなります。
(SAKI)